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ガーデニング・ライフ


涼しげなお庭の演出法



 徐々に太陽の光が柔らかくなってガーデニングを楽しめるシーズン到来です。この時期、厳しい夏の暑さで弱ってしまった草花を、植え替えられる方も多いと思います。そんな時に今回ご紹介する「ペレニアルガーデン」を作ってみてはいかがでしょうか。ペレニアルガーデンとは、多年草を中心にデザインされたお庭のことです。
 草花は大きく分類すると、発芽して花を咲かせ枯れ死するという一連のサイクルを1・2年で終える「1・2年草」と、適した環境下であれば何年も生き続ける「多年草」とに分けられます。 多年草の中には、1年中葉の付いている「常緑多年草」と冬期は地上部の茎や葉が枯れて、根だけで越冬し、春になると再び芽を出す「宿根草」があります。
 お庭の花壇や鉢植えを作る場合、華やかで花期の比較的長いものが多い1・2年草に目が行きがちですが、本来のガーデニングの醍醐味や喜びを味わうのであれば、宿根草を中心としたペレニアルガーデンがお勧めです。



 ペレニアルガーデンをデザインする場合、1・2年草と多年草とを組み合わせて植え込むと、それぞれの特徴を生かしたオシャレな花壇や鉢植えを作れるでしょう。1・2年草と多年草との割合を2対8くらいにしてそれぞれをある程度エリアごとに固めて植え込み、管理をしやすくします。花期の長い1・2年草を部分的に植え込み華やかさを演出します。さらに紫葉や黄色い斑入りの葉を持つ多年草のカラーリーフを配置して、色の演出をするとさらに効果的です。





何年も生き続ける「多年草」は、年を追うごとに株が大きくなり、花や実も年々充実していきます。株分けなどをして増やすこともできるでしょう。特に「宿根草」は、春の芽生えから日々の成長を実感でき、開花した時の喜びもひとしおのものがあります。日々成長する姿は、生命力を実感でき、お庭作りにも自然と力が入ると思います。





1・2年で枯れ死してしまう「1・2年草」を中心に花壇や鉢を作ってしまうとどうしても季節ごとの植替えが必要になってしまいます。そのたびに枯れた苗を抜き、新しい苗を買ってこなくてはいけません。そのコストと手間が、「ペレニアルガーデン」にはありません。





日当たりが良くない、水はけが悪い等々植物にとってあまり良くないとされている環境でも適応できる植物は、「1・2年草」よりも「多年草」の中に多くみられます。ベランダなどの限られた空間で鉢植え楽しんだり、どうしてもそこにしか花壇が作れない時などは、「ペレニアルガーデン」にしてみてはいかがでしょうか。



アカンサス、アガパンサス、アカバツボサンゴ、アジュガ、アスチルベ、アルケミラモリス、オキザリス、クリスマスローズ、ギボウシ、ジギタリス、セイヨウイワナンテン“レインボー”、ニューサイラン、ハーブ類、マーガレット類、ゼラニューム類etc...



[水やり]

 春〜秋にかけては活動期なので、土表面が乾いたら、露地上の場合およそバケツ1杯分くらい朝にたっぷりと与えます。冬は休眠期に入るので土が極度に乾燥しない限り不要です。
 鉢植えの場合は土の量が少なく、乾きが早いため、鉢底から流れるくらいしっかりと与えます。特に素焼きの鉢を使っている場合は、鉢の表面からも水分が蒸発するため、真夏は朝・夕2回散水する必要がでてきます。また、花に水をかけると痛みやすくなるので、根元にかけるようにしましょう。

[ 施肥 ]

 バラは多くの肥料を必要とします。タイミングとしては4つの与え方があります。
休眠期1〜2月に株元にすきこむ寒肥はゆっくりと効く有機質肥料を、新芽を伸ばし、つぼみを大きくする3〜4月の追肥と、花後に消耗したエネルギーを回復させるお礼肥には、速効性のある液肥などを月1〜2回程度与えます。

[ 剪定 ]

 剪定の時期や方法は種類によって異なりますが、樹形を整えることで風通しを良くし、成長を促進するために大事な作業です。基本的には、枯れた枝や病気などで痛んだ枝を整理する夏の剪定と、新しく出る芽を伸ばすために冬に行う本剪定に分けられます。
 本剪定は、外側を向いた芽を選び、芽の上8〜10mm程度の場所を芽の伸びる方向に斜めに切ります。枝が伸びた時の姿をイメージして行うことが大事です。










次回は「お庭のカラーコーディネート術」です!

ワンポイントアドバイス「鉢の選び方」もお楽しみに!!










監修/谷口厚司

監修/谷口厚司
個人邸から商業施設まで大小を問わず種々のガーデン&エクステリアを提案。土づくりからの提案などナチュラルな観点でのデザインが特徴。一級造園施工管理士、二級建築士



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