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ガーデニング・ライフ


季節の草花に癒される生活 お庭のカラーコーディネート術



 めっきり寒さが厳しくなってきたこの季節。雑草取りや虫対策に追われていたガーデニングも一段落してほっと一息です。
 この時期は、春の芽生えのシーズンに向けて、お庭やベランダガーデンのデザインをしてみてはいかがでしょうか。デザインというと大げさに聞こえますが、構える必要はありません。デザインに百点満点の正解はありません。全く同じ環境のスペースはありませんし、生き物である植物がデザインの主体になるのですから、百点満点はありえないのです。個々の感性を活かした自然の営みに配慮したデザインがベストだと思います。
 今回は、デザインをする上でのひとつの切り口、「カラーコーディネート」についてお話していきたいと思います。
 お庭のカラーコーディネートを見事に表現している例としては、画家の「モネの庭」が挙げられます。モネの庭を見渡すと一見、多様な色の花が飛び込んできます。しかし良く見るとエリアごとに調和され、カラーコーディネートのテクニックが織り込まれているのに気づきます。その一例をご紹介しましょう。

グラデーション


 同系色で花色を揃え、その濃淡や明るさの違いで組み合わせ調和をとる手法です。濃い色の割合を多くすると、締まった、インパクトの強い感じになりますし、淡い色の割合を多くすると、まさにモネの描いた印象派の絵のように爽やかな柔らかい感じになります。

コントラスト


 反対色で花色を揃え、どちらかの花色をより印象的に見せる手法です。
 それぞれの色は、1対1から1対3位までの割合で配置すると、オシャレな感じになります。さらに割合の多い方の花色を濃淡のあるものにすると、自然な雰囲気で調和のとれたデザインになります。

同系色と反対色

色の持つ印象


 色の持つ印象もそれぞれ違います。たとえば、青、白色系でまとめると爽やかな冷涼感のある感じに、赤、オレンジ系でまとめると強いはっきりとしたイパクトのある印象に。ピンク、白色系でまとめると淡い柔らかなイメージになります。
 それぞれの印象を意識して植物を組み合わせてみましょう。

応用編


 色の調和をとるのは花色だけではありません。近頃いろいろな種類が市販されてきた「カラーリーフ」の植物も組み合わせるとより、自然風な落ち着いた印象を与えることが出来ます。同じ緑色の葉でも、濃淡の違いやシルバーがかったもの、黄色の「フ」の入ったもの、紫葉や銅葉のものと多種多様です。組合せを考えて花色をより一層引き立てたり、花のない時期を鮮やかに演出することも可能です。
 好きな花をただ植え込むだけでなく、花壇や寄せ植え鉢を作るときに、「カラーコーディネート」を意識して作れば、ワンランク上のスペースを創ることができます。ぜひチャレンジしてみてください。

ワンポイントアドバイス かしこい鉢の選び方



植物を育てる鉢やコンテナは、いろいろな素材のものが市販されています。それぞれの特徴を生かした植え込みをすれば、植物が見違えるほど元気に育ちます。



1.テラコッタ鉢・素焼き鉢



 土を焼いてつくった鉢ですので、素材そのものから自然な水はけや通気が得られ、根ぐされの心配が比較的少ない素材です。特にテラコッタ鉢は、素焼き鉢よりも高温で焼いているため、堅く壊れづらい特徴があります。






2.プラスチック鉢



 安価で丈夫な素材ですが、素材からは水はけや通気が得られませんので、こまめに水管理を行う必要があります。ただし日差しの強い場所に置く場合は、テラコッタ鉢、素焼き鉢よりも水分の蒸発が少ないので、水遣りが少なくて済みます。






3.木製鉢



 自然風な質感でコニファーを含めた寄せ植えなどに合います。素材からの水はけや通気も期待できます。ただし直接鉢と土が触れていると腐りやすい状態になりますので、ビニール等の素材を内側にひいて、水抜き穴の部分に穴を開けるようにして腐食を防ぐと良いでしょう。その場合、プラスチック鉢と同じ状態になりますので水管理には注意をしてください。










 好きな花をただ植え込むだけでなく、花壇や寄せ植え鉢を作るときに、「カラーコーディネート」を意識して作れば、ワンランク上のスペースを創ることができます。ぜひチャレンジしてみてください。













次回は「スモールガーデンのデザイン」です!

ワンポイントアドバイス「便利なガーデニング道具」もお楽しみに!!










監修/谷口厚司

監修/谷口厚司
個人邸から商業施設まで大小を問わず種々のガーデン&エクステリアを提案。土づくりからの提案などナチュラルな観点でのデザインが特徴。一級造園施工管理士、二級建築士



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