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ガーデニング・ライフ


植物を元気にする方法



 日増しに強い日差しになる今日この頃、水やりに雑草対策にと庭仕事が忙しくなってきました。少し元気がなくなってきた植物もあるでしょう。今回はそんな植物たちを元気にする方法についてご紹介しましょう。

肥料

 元気がなくなってきた理由の一つに栄養不足があげられます。春の成長期に多くの栄養分を使って成長したため、土の中の栄養分が少なくなっている場合があります。そこで肥料によって栄養分を補うわけですが、その際の肥料の使い方にポイントがあります。

肥料の種類

 この時期に使う肥料は、状態がすでに弱っている植物に使うので、固形タイプのものではなく、液肥のような即効性のものを使うと良いでしょう。

肥料に含まれる養分

 植物が必要とする3大栄養素(チッ素、リン酸、カリウム)はそれぞれ植物の体の違う部分を成長させるといわれています。チッ素は葉や茎、リン酸は花や実、カリウムは根を主に成長させる栄養分ですので、植物のどの部分の状態が悪いか観察してから、その部分を成長させる養分が豊富に含まれる肥料をあげると良いでしょう。

肥料の三要素

植え場所、置き場所

 夏の強い日差しは、我々が考える以上に植物の体に負荷を与えている場合があります。高温多湿は、熱帯系の日差しに強い種類のものでない限り植物を弱らせてしまいます。鉢植えの場合、真夏だけは風通しの良い木陰などに置き、場所を移動してあげましょう。花壇や土に直接植えている場合は、寒冷紗やすだれのようなもので一時的に日よけをしてあげるか、風通しを良くするように周りを整理してあげましょう。体力の消耗がかなり軽減されるはずです。

畝(うね)

 野菜を育てる場合は土を盛り上げて、葉に満遍なく日差しを当て水はけを良くするために、畝(うね)を作って植えましょう。南向きに作った畝(うね)は、風通しを良くして防虫にも役立ち、野菜を元気に育ててくれます。

管理作業

 大きな花や実をつけるためにはもちろん、弱った植物を元気にするために次のような管理作業も重要です。

芽かき

 中心にしたい茎、芽の成育を助け、栄養分が散漫にならないようにする作業です。

1 ボタンは株元に近い芽を2〜3芽残して上部の芽をすべてえぐり取る。


2 キクの柳芽は摘み取る。

摘心

 盛んに成育する成長点を放置せず、わき芽をコントロールしてボリュームのある株にするための管理作業です。植物の種類によってボリューム感を出したいものは、芽かきではなくこの摘心をおこないます。

サルビア

1 サルビアは7〜8枚ほど葉が出たところで先端部分を摘み取る。


2 葉のつけ根からわき芽が伸びてくる。


3 枝の本数が多い大株に育ち、花数も多くなる。



シュンギク

1 秋まきのシュンギクは下葉を4〜5枚残し、上部を摘み取れる。


2 わき芽が伸び、葉数がふえて収穫量が多くなる。





 花も実も楽しめる果樹は、ぜひ育ててみたい植物ですが、注意しなければならないポイントがあります。園芸書にあるように肥料を多めにあげ、日当りのよい場所で水はけの良い土壌に植えるだけでは実がつかないことがあります。




 果樹の場合、1本だけでは実がなりにくいものがあります。ウメ、サクランボ、ナシ、リンゴ、ブルーベリーなどは少なくとも1本以上、それも品種の違うものを近くに植えることが大切です。





 植物が必要とする3大栄養素(チッ素、リン酸、カリウム)はそれぞれ植物の体の違う部分を成長させるといわれています。チッ素は葉や茎、リン酸は花や実、カリウムは根を主に成長させる栄養分ですので、植物のどの部分の状態が悪いか観察してから、その部分を成長させる養分が豊富に含まれる肥料をあげると良いでしょう。





 果実を植えるのは、「地面に植えて大きく育てて」と思っている方もいらっしゃいますが、意外と鉢植えのほうが良い結果となる場合があります。
 鉢植えのほうが、場所を移動することによって極端な高温多湿や低温霜から守ることが出来ますし、施肥も的確に少量多数回行いやすく、水はけの良い土壌にもしやすいからです。スグリやベリー類、キンカン、レモンなどは鉢植えでも十分収穫は期待できます。 






 いずれの管理作業も野放図に植物を放置せずに栄養分の拡散を防ぎ、植物の体力維持をするのに有効です。状態がかなり悪い場合は、さらに刈り込みや間引きなどを行うと良いでしょう。
 この季節の水やりは朝、もしくは夕方にたっぷりとし、風通しを良くするなどの防虫対策もしっかりとして植物たちに元気を与えましょう。

















監修/谷口厚司

監修/谷口厚司
個人邸から商業施設まで大小を問わず種々のガーデン&エクステリアを提案。土づくりからの提案などナチュラルな観点でのデザインが特徴。一級造園施工管理士、二級建築士



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